地震前夜
古くからの友人たちと、10年ぶりに再会。
友人の一人は
震災後に何かできる事はないかと
たった一人で、もくもくと動き始めた。
その行動が
形になり
被災地への物資輸送を。
仙台から帰ってきたよ!というメールを貰い始めて知った。
また明日から行くという友人へ
まめこの赤ちゃんの頃の洋服を託そう!
テレビから流れる欲しいもの、役立つものを託そう!
サランラップ
支給されるご飯の器にひくと洗う手間が省けて便利だそうだ。
マジックのマッキー
安否を知らせる掲示板や、物資の仕分け時、に役立つそうだ。
歯ブラシ
寒い時期の被災、風邪や肺炎から身を守るには歯磨きが有効だそう。
まめこの洋服は
二人目がもし生まれたら!
とか
整理しようと思うけれど
一枚一枚に、まめこの「あの頃」
が浮かんでしまって捨てられなかった。
改めて洋服をひっぱり出して
仕分けをし始めると
非常事態にも拘わらず
どうしてもまめこの「あの頃」に悩まされ仕分けが進まない。
まめこの「あの頃」
だけでなく、贈ってくれた友人の顔まで浮かび
仕分けの中から外れていく。。
善意というのは本当に難しい。
善意から動いているはずでも
自分の思いが優先されている事に気付かされ
情けなくもなる。
邪魔にならにように、気遣いなく捨ててもらえるように、
あーんどうしたら邪魔にならないんだろう
気遣いなく捨てられて、でも貰った時にあったかい気持ちになる状態の洋服はどれー!!?!
となっている所へ
友人から
無理しなくていいからね、気が変わっても大丈夫!とメールが入った。
部屋中に洋服が散乱していて
収集つかなくなっていたから正直ホッとしている自分にも出会う。
本当に情けない。
気持ちを軽くさせてくれたメールの後
本当に必要なもの。
自分だったら?と気づき、
まとめた荷物へ
90-100-110
女児洋服とマッキーで書いた。
まめこの「あの頃」
が被災地で小さな誰かの笑顔に繋がりますように。
友人は
あれから仙台往復を繰り返し過ごしている。
「無言実行」人見知りなその人らしい行動を尊敬している。
復興までの道のりは長い。
支援する気持ちが長く長く続きますように。
今度こそ
素晴らしい日本となって再生出来ますように!